会員さんの広場

この広場では会員さんの日頃の”スローライフ”についての思いや、実際に取り組んでいることなどを
紹介しています。会員のみなさん、スローライフメッセージを是非事務局までお寄せください。
”ひろげようスローライフの環”
    メッセージはこちらまで→ office@okaeri.info
    写真も添付していただくと嬉く思います。


「青い目の人形」とスローライフ                浦北 豊 さん 


 私は、日頃、1人の市民として環境の活動や平和の活動に参加しています。特に平和の活動では、皆さんもご存知かも知れませんが、津で活動している『津平和のための戦争展実行委員会』のメンバーとして平和運動に参加をさせていただいています。
私が考えるスローな生き方は、この夏、この実行委員会で取り組んだ企画展『青い目の人形と戦争展』という内容がしっくりいくような気がして、それを題材に、筆をとらせていただきました。
 さて、皆さんはご存知ですか?『青い目の人形』を!
歌でありますよね。「あ〜おいめをしたおにんぎょは・・・」。
 今から80年前、アメリカが作った移民法が基で日本とアメリカの関係がギクシャクします。しかし、互いに友好を作りあうことが大切とアメリカの市民(シドニーギューリック氏)が中心に日本の子ども達に人形を贈る運動を始めました。そうして日本の児童に約2万体もの『青い目の人形』が贈られました。そのほとんどは、小学校や幼稚園などに贈られました。三重県には約200体が贈られたと言われています。日本からもそのお礼として答礼人形(市松人形)が各県から1体ずつ贈られたようです。
 しかし、約15年後には、日米は第二次世界大戦へと突入していきます。日本ではこの人形が敵国の人形として、各学校では、先生によって児童の前で髪を引きちぎられたり、手足をもぎ取られ、無残に捨て去られてしまいました。
そんな戦争の中、心ある方が、人形には罪がないと、こっそり、隠して保管されていたものがあります。現在、三重県には、9体ものそういった『青い目の人形』が残っています。
 戦争は、スローな生き方と最も正反対にあるものだと思います。この残された貴重な人形、そして残されるにいたった人の心は、これから私たちが生きていくために必要な心ではないかと思います。何が大切なのかを見極める心、そしてその心を育てる心、私たちは、この心を育てる生き方をしていくことが大切だと思います。出来れば日頃から、このような心を育てる生き方をしていきたいものだと思います。
 もの言わぬ生き残った人形達は、80年の時を越えて、今なお私たちに大切なものとは何かを語りかけているに違いありません。

三重県に残っていた青い目の人形



自耕園を楽しむ、仲間の定着                福井 正樹 さん 


私のささやかな自耕園は、自宅の周り600坪ほど。年中野菜が自給でき、何時も花が咲いていて、年中果物が成っているように、努力しています。化学肥料や農薬は40年以上使わず、ひたすら土作りと自然との共生を工夫してきました。
 自耕園とは「自然のまま耕し、自分の力で耕し、自分自身も耕す、自給自足の農園」という意味です。これまで沢山の方が来てとても喜んで果樹や花や野菜を楽しんでいましたが、それだけで終っていました。しかし今年から10人ほどの仲間が、週一回くらい農作業をしながら調理を楽しむ、組織ができました。
 安全だけではなく、旬のものを最高に美味しく、ハレの食事をしようというわけです。きっと原始時代から、仲間が集まって食を楽しみ、くつろいだことでしょう。
ラッキョウや紫蘇ジュースなど、加工や保存食も作ります。しかも3年や5年の借地ではなく、全国の農村から集めてきた年季の入った畑です。ウドやコゴミも自生し、サクランボやスモモなどの果樹も育っています。ペカンやハーゼルナッツやポホーやザイフリボクなどもあれば各種の柑橘類もあります。
 「沈黙の春」や「複合汚染」を読むまでもなく、農家は環境破壊を感知していました。農学部の学生であった1960年代から今まで、化石資源を避けて、自然の共生と調和を図ると共に、癒しと安らぎの環境を目指してきました。
 喜ぶ同好者の参加を得て、少し今年は張り合いが出てきたところです。

仲間と山菜料理を囲んで


雨にもメゲズ、虫にもメゲズ               津市 小寺 弘子さん 


 幼い頃、祖父のリアカーにつかまって畑で穫れたての野菜を売りに行った遠い日がなつかしく想うこの頃・・・祖母が飼っていたニワトリの卵は、我家の庭の七輪コンロで「マヨネーズ」に変身!お味噌は、縁側で「米糀」づくりからと、一年を通じてシンプルだけど幸せな食生活がありました。
母となり、5人の子育てと祖母、母の介護が重なった時期は、畑は草ボウボウとなり、簡単レシピオンパレードでした。定年を間近にひかえ、現在、我家の菜園作付けは35a。週末農業にしては、少々、多めですが、結婚した子供家族や、その両親、知人等への、もっぱら宅急便となっています。
 蝉しぐれが聞こえる夏の野菜づくりは、収穫物も雑草も成育旺盛で、朝夕の作業が必死です。日焼けした二の腕に恥ずかしく思うこともありますが、収穫したてのトウモロコシを差し上げた方の「おいしかった!」の一言で、小雨で除草・・・蚊取り線香を腰につるし・・・受粉がすんだ穂先をカット等、作業のタイヘンさを忘れてしまいます。
 ところで、最近、定年退職した知り合いの男性が我家の芝生に横たわった大きな葉が、「かぼちゃ」だとわかって感動してみえる姿に私は、ビックリ!!
 地産地消運動をリタイアしてからも私なりに何かしようと思った瞬間でした。
「弘子さん、この地域はな、○○というニンジンの品種は、8月25日までに播かないと色が良くないよ」と隣の畑からおじいさんが親切に教えてくれます。しっかりと、先人の知恵を受けつぎ、次代の方々に野菜のすばらしさと活用を伝えたいと思います。
夢は、畑の中のミニ直売、そして体験農園。乞うご期待!!
 

大豆の種まき風景



  わたしのスローライフ                 井手口 克利さん 


 今の日本を振り返ると日本固有の文化が失われつつある事に慄然とします。外国のものがすべていいと、真似の文化が日本に蔓延しているのではないでしょうか
しかし、自分の国や町の文化に触れることなく育った世代に「それを誇りに思え」といっても無理なことです。畳の暮らしをしらない、ご飯は食べない、伝統文化なんて古くさい・・・。
あまりにもさみしいといえるのではないでしょうか?
古くたっていいものはいい。そういういいものを守る。
くっきりと色鮮やかな四季の移ろい、こまやかな家族の情、人付き合い、四季折々の行事・・・。
五十鈴塾は、日本人として失われつつある感性を取り戻すべく、五十鈴川のほとり、三棟もの純日本家屋の中で、生活文化、伝統文化に親しんでいただこうと設立しました。具体的には衣食住、遊びに関して、少し前までは当たり前に庶民の生活を豊かに彩っていた日本の暮らしを見直すとともに、伝統文化であるお茶、お花、書、文学などの心に触れ、体験しながら、日々の暮らしに生かし、心のゆとり(スローライフ)につなげていただけるように取り組んでいます。
たとえば、
  ”ちびっこ体験塾”
 かまど・おくどさんってみたことありますか?七輪・鉄鍋・井戸は?
 五十鈴塾では日本のお米文化・食生活についてもう一度見直そうと、小中学生 を対象にお米についてのお話を聞いた後、実際におくどさんでご飯を炊いたり 、炭をおこして七輪で干物を焼いたりと今ではめったに体験できない様々な日 本の暮らしを行なっています。
  ”こじはん”
 こじはん(小事飯)とは、農作業の合間に食べていたようなシンプルな食事の 事です。田んぼや畑が広がり、野の花が咲く懐かしい風景が思い出されるよう な郷愁を感じる言葉です。
 五十鈴塾ではもっと皆さんに日本の家庭料理の美味しさ、身体へのやさしさな どを感じていただきたいと、伊勢の家庭料理を来訪者の方々に食べてもらいた いとはじめました。「昔から残っている風習を忘れてもらいたくない」、そん な想いから1ヶ月ごとに季節に合わせた献立を考えました。

 このようにいろいろな方法でスローライフに取り組んでいます。
 どうぞ五十鈴塾へ見学にきてください。心よりお待ち申し上げます。
                      NPO法人 五十鈴塾 
                          井手口 克利
日本の文化について
お話を聞きます
”おくどさん”って
みたことある?
五十鈴塾は
「暮らしっく日本」をキーワードに日本の伝統文化、生活文化を体験していただく講座を運営しています。               
 伊勢市にあります。       
五十鈴塾へのリンク

  生活そのものがスローです               柚瀬 尚武さん 


 2004年に定年帰農して、4作目の道楽稲作をやっています。生活そのものがスローです。
こちらに住むについて、自分自身に約束したことがあります。
1つは冠婚葬祭以外はネクタイをしないこと、2つ目は農作業特に草刈作業は1日2時間以上はしないことです。この2点は堅く守っています。
定年帰農の目的が、遊休農地の解消ですので、雑草との戦いがすべてです。かつて昭和天皇は「雑草という草は無い」といわれたそうですが、私にとっての雑草は作ろうと意図したもの意外は雑草です。じゃがいも(キタアカリ)の後作に枝豆を蒔きました。残ったジャガイモが芽を出します、秋ジャガとして結構出来ますが、雑草として処理します。作り物は酒のアテになるか否かによって決定します。直売所で売れるかは考慮しません。なんてったって年金生活者だから。農業所得は考慮しません、しいて言うなら自家仕向け評価を高く見積もって、農業所得としています。それでも08年度からは50アールの農地法3条有資格者です。



                                       
孫が好きな石焼き芋を焼いているところ

サツマイモは3個100円
キタアカリは自家製です

スローライフについて思うところ                筧 裕子さん 


 寿命が80年として、
 生まれてから約3分の1は1日24時間が丸ごと自分のものであった子どもから独身時代。
 次の3分の1は家族や仕事に自分の時間の多くを費やし、がむしゃらに生きる時。
 最後の3分の1、ここからが大事な人生ではないかなと思い、 この時間はゆっくり流れて欲しいなと、スローライフで現在進行形。
 余りにも超特急で過ごしてきた人生の反省も込め、地に足をつけて後悔のない人生でありたいと、手探りながら自分に出来る事を一つ一つ始め、充実した時間の流れにしたい。 余力を残した早期退職で、勤めていた時には持てなかった時間を得、あくせくすることなく、まずは心のゆとりから始まったスローライフ。気持ちが豊かになると、時間のかかる事に手間暇を惜しまず取りかかれ、母や祖母が季節ごとに何気なく繰り返していた事を、今覚えている範囲で再現し、大きな時間の流れと言うか文化の変遷の伝達者となりたい。
一番の望みは、地球温暖化や環境破壊の歯止め。やっぱり高度成長の陰で失われたものを取り戻す事こそがスローライフの原点。東京オリンピック以前の日本の生活レベルが夢。


                                       

協会で5月に行なったいばら餅作リの時に
作り方を教えていただきました。
大きな釜と大きな蒸し器でたくさん作りました。